秋田住宅流通センター　秋田中央店

この度は秋田で手広く不動産業を行っています秋田住宅流通センターさんの県内７店舗目となる山王に計画された「中央店」の自社ビルで、全国で初めての試みとなる北都銀行さんのATM及び各種相談窓口を併設された不動産店舗のデザイン・設計施工させて頂きました。
そのような新しい試みの新店舗として、私も新しいデザイン提案をさせて頂きました。
それは従来型の不動産屋さんの店舗デザイン形式を変えたいということでした。
受付・接客カウンター型対応スタイルという役所窓口や一般銀行窓口のような客目線からの対応ではなく、いかにも相談に乗ってあげます的なお店側目線のスタイルのデザインは止め、ホテルのラウンジ・ロビーやあるいは気軽に利用できるカフェのような気を遣わず、またゆったり気持ちよく過ごしながらじっくり物件を探せられる空間で、お店のスタッフの方から直に相談を求められたお客様の方へ伺い対応をするスタイルの店舗への転換です。
それが今回の店舗のデザインコンセプトのすべてであり、お客目線のデザインであれば極端に言えばそれはホテルのラウンジやロビー、カフェスタイルに見えるようなデザインで無くとも別のデザインでもOKでした。
ただ、不動産という老若男女、一人のお客様も居ればカップル客・ファミリー客・二世代の家族客など様々なお客様のご来店が考えられるので、あまりツンとすましたモダン過ぎる色使いやデザインより一般にスムースに受け入れ易く、親しみ易く感じるデザインをということで考えました。 十分過ぎるほどのスペースがあるので、今後、店内や外のアプローチスペースなどで展示会や催しものなど各種ギャラリーやイベントなどの企画をするなどして、お客様や地域に交流の場の提供としての使い方が出来ればよりこの店舗が生きるのではと思っております。